お邪魔して、いつも気持ちよくなるお宅、それは山崎先生のお宅。
あつかましくも、また稚拙な私を笑うこともなく、会話をしてくださる
ご夫婦。
こんな穏やかで豊かな年を重ねることが私にできるだろうかと
いつも思ってしまう。。。ちょっと憧れ。
私がお邪魔するとき、いつもさりげなくでも心地よくそれでもって
いつも新鮮なおもてなしに、感動の連続。
誰にもいえない密かな私の期待は、絶対裏切られたことがない。
季節を感じ、そのものの本質を可愛がっていらっしゃるお二人ならではの
おもてなしは、感動もの。
しかも気のせいでもないと思うけど、私のツボをご存知のように感じる。
今日は、夕方よいうこともあって季節の温野菜のお煮しめを
土の質感と釉薬の軟らかい大振りの皿に持ってくださる。
そして取り箸には万葉の言葉が書いてある。私にその作家の
お話をしてくださったが、愚者の私は覚えきれなかった。
そのお煮しめに思わず目と心が奪われた。
奥出雲で奥様が同窓会でのご同輩の男性が取ってくださったという銀杏。
見るからに大きくて、口に入れるとほっくりしかも旨みのじわっとする。
その存在感は大きく、綺麗な彩のひとつとなっていた。
レンコン、しいたけ、ごぼう、にんじん、大根ETC。。。
身体にいいことはもちろん言うことない。
そしてゆずの皮をとり、丁寧に処理されたしかも色が良いだけでなく旨みの
残しつつアクのない柚子の甘露煮。その秘訣はなんと氷砂糖で炊き上げてあるとか。
森山窯の来待の釉薬がこの寒さに温まる。
使い込んだ器に使い手の心が感じられる。
中猪口サイズの器は、手にしっくりくるだけでなく、自己主張しないのに
存在感のある絵付けと色が心をそそる。
その上、私にとって、また私の会社にとっていろんな言葉をかけてくださる。
私(私たち)のことを思ってかけてくださる言葉に感謝でいっぱいになる。
知らん顔はしないよといってくださってるような気がする。
こうしていつも長居をして、帰ってくるお孫さんの丁寧なごあいさつを受けて
帰社する私。
先生のお心は、ここうした生活から生まれる。作品から出る豊かさは
やはりご夫妻の生活から感じられる。
自分の生活を今度はこうしようと思う瞬間でもある。
しかし、いつかこの不躾な私は、門前払いを受ける気がする(笑)